2017年3月9日木曜日

今年の年間テーマは「労働時間」です

労働教育研究会の年間テーマとして「労働時間」をテーマとした授業実践を取り上げることとなりました。第1回目として、その授業実践を考える上で必要な基礎知識と労働時間の実態を学びます。講師の森崎さんには、監督官としての長年の現場経験を踏まえて、労働時間法制の概要、長時間労働やサービス残業の実態についてお話しいただきます。特に、公立学校の教員のみなさんにお薦めの内容です。ご参加をよろしくお願いします。

また、「労働時間」をテーマとした授業の実践経験のある方、あるいは、授業実践を考えてみたい方は、ぜひ、事務局までご一報下さい。
よろしくお願いします。

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第24回労働教育研究会
日 時:2017年56日(土)1400-1700
会 場:明治大学駿河台キャンパス・グローバルフロント7階C4会議室
テーマ:なぜ、長時間労働が蔓延しているのか—労働時間法制の概要と実態を学ぶ
講 師:森崎巌さん(元労働基準監督官)
主 催:明治大学労働教育メディア研究センター
    一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センター
    法政大学大学院フェアレイバー研究所
参加申込み:
 51日(月)までに事務局までご連絡下さい。

 b071429k(at)r.hit-u.ac.jp (at)を半角の@に置き換えて送信下さい。

2017年1月9日月曜日

終了した研究会

第22回労働教育研究会
大学における労働教育の模索(1):労働組合とのコラボレーション
日時:2017年2月13日(月)18:30-21:00
報告:
(1)大学での連合寄付講座の実践から:村杉直美さん(公益社団法人教育文化協会)
(2)地方自治体の仕事と労働組合−自治労寄付講座の経験から:竹内敬和さん[全日本自治団体労働組合(自治労)本部教育センター]
(3)大学での労働講座の試み:青野恵美子さん(明治大学労働教育メディア研究センター)

労働教育の必要性が議論される中で、2000年代半ばより、労働組合が大学にアプローチして、「寄付講座」形式で労働教育を推進する動きが拡がっています。本研究会では、東京や全国各地で大学において開講されてきた連合寄付講座、明治大学で自治労寄付講座「地方自治体の仕事と労働組合」、明治大学で労働講座企画委員会寄付講座「未来の自分をつかめ~OB・OGの働き方をとおして考える」についての実践報告を受けて、大学における労働教育の現状と課題について、議論します。

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第23回労働教育研究会
大学における労働教育の模索(2):NPOとのコラボレーション
 
日時:2017年2月19日(日)14:00 -17:00

報告:琉球大学における「働くこととつながることの社会学」の試み
(1)琉球大学生のアルバイト実態をめぐる調査データとその分析-専門科目「働くこととつながることの社会学」序説として:野入直美さん(琉球大学)
(2)地域のNPOと連携してアクティブ・ラーニングを考える(仮)-琉球大学生の自分自身の視点を相対化していく授業実践-:糸数温子さん(一般社団法人ダイモン)

本研究会では、琉球大学においてNPOとのコラボレーションを通じて進められている「働くこととつながることの社会学」の実践報告を受けて、内容と効果、今後の課題について議論します。

【報告要旨】 
報告1.琉球大学生のアルバイト実態をめぐる調査データとその分析-専門科目「働くこととつながることの社会学」序説として:野入直美さん(琉球大学)

 「研修期間は時給が半分で、およそ300円でアルバイトをしていました。週に数日は、夜9時から朝6時まで連続2シフト入れられました。…(中略)…気づいたときには全く(大学の)単位が取れなくなってしまいました。」
(2015年度受講生レポートより抜粋 2年生男子 コンビニエンスストア勤務)

 このようなアルバイト経験は、決して例外的なものではない。野入は、共通教育科目の授業で、アルバイトについてのアンケート調査を試験的に行った(回収票数136)。「ブラック企業対策プロジェクト学生アルバイト全国調査」(2014年実施)と比較した結果、琉球大学生は、全国の学生よりも長時間働き、稼いでいる月収は低いこと、アルバイトで不当な目に遇ったことのある学生は全国で7割、琉球大学生では8割にのぼることがわかった。
 本報告では、事例とデータを用いて、琉球大学生のアルバイト実態と問題状況の特徴を分析する。さらに、アルバイト問題へのとりくみを重要な柱として開講した、大学×NPOコラボ授業「働くこととつながることの社会学」の問題意識と目的について報告する。


報告2.地域のNPOと連携してアクティブ・ラーニングを考える(仮)-琉球大学生の自分自身の視点を相対化していく授業実践-:糸数温子さん(一般社団法人ダイモン)
 
「色々見てきて分かったんですけど…あれは、そのなんていうか貧困とは違うのかな、って」 (2015年度受講生との対話 4年生男子 公務員志望)

 沖縄では現在、「子どもの貧困」への関心が高まり、連日の報道や行政施策の動きの中で喫緊の課題として捉えられている。学生たちも例外ではなく、子どもの貧困という社会問題に対して学び、できることなら「何かしたい」と考えている。そのことが、本講義(働くこととつながることの社会学)を受講するきっかけになっているケースもあった。本講義を受講し、現場実習へと参加している。しかし、授業者は主体的な姿勢で臨む学生たちをどのようにサポートしていけばいいのだろうか。
2012年、中教審は「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて - 生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ」と銘打ち、大学、そして学生に対して「能動的な学び」への転換を謳っている。同時に、子どもの貧困問題が社会課題として認知されるに伴い、学生たちは学習支援ボランティアとして現場への派遣を要請されるに至っている。
 本報告では、学生たちとの対話事例を中心に、彼らの学びが深化する様子、そして授業者の介入についての実践の記録を発表する。特に、大学生にとって「働くこととつながること」から生まれる学びとは何か、学生たちは現場実習を通して「働くこと」の何を学んだとみなすか、そして本実践における残された課題について報告し、参加者の皆さんとの活発な議論を期待したい。

【沖縄における大学生のアルバイト問題についての琉球新報による報道】
2016年4月19日 不当扱い、多くの学生経験 琉大法文学部対策へ
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-261970.html
2016年10月1日 私がいないと潰れる…
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-367638.html

【一般社団法人ダイモン 毎日新聞による報道とHPアドレス】
2016年11月24日 毎日新聞 フットサル大会ダイモンカップ記事
http://mainichi.jp/articles/20161124/ddm/001/070/103000c
一般社団法人ダイモンHPアドレス
http://daimon-okinawa.com/daimon-cup/